これまでに行われた試みとその問題点

  ●会計ソフトは難しい?
    都内大手税理事務所が行った中小企業への調査によると、パソコン操作に慣れていない人間、また簿記に関する知識を持たないユーザーが、市販のパソコン用会計ソフトを利用したところ、約70%以上が途中で利用をやめてしまう…という結果が出ている。




  ●使いづらいのは、高機能すぎるから?
    これまで歯科専用税務・会計ソフトの開発と提供は、いくつかの歯科医師会によって試みられてきた。しかし、相当な開発費を投じたにも関わらず、結果的にはそれほど多くの歯科医院に普及しない。その理由は、おそらくソフトの機能が低いのはなく、逆に「あらゆる機能を盛り込みすぎたゆえ」の使いにくさではないかと推定される。


 歯科医院用税務・会計ソフト開発、利用の試みにおける問題点


税務、簿記知識がないと使いこなせない

・これまでの歯科用税務・会計ソフトの多くは、市販のパソコン用会計ソフトをベースとしているため、「記帳作業」に相当する面倒な「仕訳け・データ入力」作業が必要。

・素人には馴染みのない独特の"簿記用語"を理解する必要があるうえ、売上(収入)、支出(経費)等を「貸し方/借り方」に分けて記帳する複式簿記の概念も把握しなければならず、操作は複雑
パソコン操作に不慣れ・操作習熟が困難

・一般的な会計ソフトは、複式簿記を画面上で再現するため、画面構成が複雑。このため記帳経験のない素人には馴染みにくい。

・市販のワープロソフトや表計算ソフトと比較しても、会計 ソフトの操作方法は相対的に難しく、パソコン操作に不慣れなユーザーにとっては使いにくい。
!ソフトの機能を理解する前に、習熟意欲が減退。
!その結果、使いこなせない、または途中で挫折する歯科医院が多発。

さらに・・・

歯科医院が税理士に支払う顧問料を軽減するために、会計ソフトを使って申告を行った場合、自ら入力したデータ仕訳けのミスを発見できないまま、
誤った申告を行っているのではないか…という不安がつきまとう。
税理士の手を離れたことで、かえって安心感が得られない例がある。